猫の交配ペースと時期

    TICAという猫協会では、責任ある飼育者のことを、「Responsible Breeder」と呼んでいます。責任ある飼育者は母猫の身体を酷使する交配はさせません。出産は1年間に2回を限度とするのが一般的です。母猫の健康を取り戻すためには、より長く身体を休ませることもあります。

    1年間に上限2回というこのペースよりも期間が狭まった交配に対しては、TICAは飼育者に対して、厳しい問い合わせをする、と明文化しています。飼育者は、仔猫の登録の際、ブルースリップ(猫の登録番号が書かれた証明書)を申請するので、その際チェックされるシステムになっています。アメリカではこの「1年に2回の出産を限度とする」のを契約して「飼育猫」を販売するキャテリーすらあります。

    母猫は授乳すると、お腹の周りの被毛が全て抜けきってしまいます。また育児による体力の消耗も激しく、体重が少なくなったり骨がもろくなることもあります。次の仔猫を望むなら、

  1. 被毛が、妊娠前のように戻ること。(特にお乳の周り)
  2. 体重が、妊娠前の体重かそれ以上重くなること。
  3. 骨格が、妊娠前の状態かそれ以上しっかりすること。

が必要です。

    アシュレイは、上記の「ブリーディングペース」と「時期」に細心の注意を払い、出産登録に関し、公正な登録をTICAとCFAにし続けています。

    初稿2002・3・14


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