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  猫を迎える準備 (Update May5'00)

 新しく猫を自宅に迎える時は、とてもわくわくするものです。家族が増えることは、喜びです。でも同時に、心配事や、悲しみも受け入れることかもしれません。子猫が中猫に、成猫に、そして老猫になっていく過程の中で、私達は様々なことを経験するでしょう。
 猫を家に迎え入れる前に、猫の一生を守り続ける覚悟をしなければいけません。いったん、猫を受け入れたら、その子は私達からしか、フードも水も快適なベットも与えられません。外で夜露をしのいで生き抜くには、すでにサバイバルキャットとしての本能を失っています。しかも、外には、頻繁に車が走っています。もしかしたら無教養な人の餌食にされるかも知れません。家の中でしか、猫は、快適には生きていけないのが実状です。私達は、新しい家族のメンバーに、快適な環境を準備したいものです。


 そこで、猫を迎える前に、家の中をチェックしてみましょう。人間にとっては、危険でなくても、猫にとっては、危険な区域や危険なものが、たくさんあります。以下、ご参考となれば幸いです。

「危険な区域」と「危険なもの」の発見

 家の中にある「危険な区域」と「危険なもの」を見つけるために、腹這いになってみてください。その視線が猫の視線です。きっと、私達人間の家の中には、多くの「危険な区域」と「危険なもの」があるのを発見できるでしょう。下記に列挙した「危険な区域」は封鎖するか、危険でないようにし、「危険なもの」は、取り除きましょう。

■「危険な区域」と「危険なもの」■

 

室内での準備

 まず、猫のための「トイレの場所」「食事場所」の準備をします。

 「トイレの場所」が、家の中で2つ以上の区域に分けられるようなら、トイレは、それぞれの区域に準備するのをお薦めします。そして、猫が新しい家に来て、いつも同じ場所のトイレで用を足したら、もう一方のトイレは、削除されても問題ないでしょう。(アシュレイ家のトイレについてはこちらから)

 「食事場所」は、比較的室温が低く、今住んでいる地域で蠅が発生しやすいならば、蠅などが入らない場所、そして、トイレから遠い場所にするべきでしょう。

 ■食事給与のために準備するもの■

■トイレのために準備するもの■

■あればなおよいお薦めグッズ■


「ホーム獣医さん」と「キャットシッターさん」を探す

 猫の健康管理を飼い主と一緒にしてくれる優秀な「ホーム獣医さん」と、出来たら、「キャットシッターさん」を見つけておくのもお薦めします。「キャトシッターさん」が、自宅近くにない場合には、近くに住んでいる猫好きの友人や、同じく近くに住んでいる親戚や両親などに、新しい家族が増えることを伝えておくと良いでしょう。

猫を迎えたら

 猫が新しい家に到着したら、早い時期に獣医さんに検診をしてもらうといいでしょう。長旅の疲れや、新しい環境に慣れきれず、猫がつまずくこともあるかもしれません。その時には獣医さんにアドバイスを求めましょう。また、獣医さんは、飼い主が猫の健康をよりよく管理出来るために、ワクチンのスケジュールや、それぞれの地域で流行している感染症などについて助言してくれるはずです。


最後に

 いつでも食べられる豊富なフードと新鮮な水。いつも清潔に保たれたトイレ。これらは、猫が新しい家に満足し、快適に暮らせる最低限のものでしょう。
 でも、それらを支えるのは、新しい家族をいつくしむ私達人間の愛情です。自分が大切にされていると猫が了解したとき、私達の豊かなBeautiful Life With Ragdollはスタートします。


©1997-2009 Shinobu Oda (Ashley) All rights reserved.