アシュレイ家の子猫の食事 (update 2002/2/7)

母乳
生まれたばかりの子猫は、母親の母乳によって育てられます。アシュレイ家の子猫たちは、母猫からの初乳をたっぷり飲みます。初乳と呼ばれる母乳は、子猫に抵抗力を与えるので、人間からの過剰なヘルプ、すなわち人工乳による補乳を出来るだけしないのを基本としています。

離乳
アシュレイ家の子猫たちは生後約30日からです。離乳期は全て手作りの食事をあげています。子猫に最初与えられるのは、母親の母乳に近い猫用のミルク、その後、ミルクお粥です。ミルクお粥の時期が過ぎると、子猫たちはミルクに混合された様々な食物を食べていきます。この時期が流動食の時期です。流動食は約10日間。1日の食事のペースは、およそ2時間から3時間おきです。これは、子猫が一度に多くの食物を食べられないためです。子猫たちの食欲を満足させるようにその都度新しい食事を新しい食器で用意します。

一頭一皿方式
アシュレイ家の子猫たちは、一頭ごとに一皿与えられ食事をしています。ケージ内にいる子猫に一皿ごと出すという意味ではありません。アシュレイの子猫は一切ケージに入れられることがなく、たっぷり運動ができる部屋にいます。一頭一皿なので、子猫たちがひとつのお皿をつつくようなことはしません。先を争って食べる子猫ではなく、性格が穏やかなおっとりした子を育てたいと考えています。むろん食欲のある子猫は早く食べ終わると、他のお皿に興味を示すこともあります。ただし、それは自分に自分のお茶碗とお箸がある人間の子供が時々他の人のお皿に興味をもつのと同じでです。自分のポジションを与えられている人間の子供のように、自分のものを与えられている子猫は、より素直に愛らしく育ちます。この「一頭・一皿方式」は、アシュレイが一頭一頭を「個性ある子猫」として育てるために毎日繰り返していることのひとつです。
    一頭一頭を尊重し育てているため、個性の把握ができます。ですから、健康面や性格等も含めて、全ての子猫を新しいお家に誇りと自信をもって旅立たせ続けることが出来るのです。

新鮮なお肉
歯が生え始めると、流動食を卒業し固形の食物への移行となります。この時アシュレイ家の子猫たちは、新鮮な生肉と魚肉を食べます。猫は肉を主食としてタンパク質を摂取するのが自然です。将来を左右する幼少期の食事には、たっぷりと新鮮な食物を与え身体を作ります。ペースは、数グラムからスタートし50グラムまで一気に食べられる程度に与えます。生肉は鮮度が命なので、離乳時期は生肉を毎日買い出しに行きます。栄養のバランスを崩さないよう、適切な方法で様々な食物を与えます。こうして幼少期に育った子猫は、将来なんでも食べられる丈夫な胃腸をつくっていきます。ドライフードだけで幼少期を通過した猫よりも、より健康で抵抗力のある猫に育ちます。新鮮な食物で育てる場合、栄養のバランスを保つことは重要なので、アシュレイの子猫が旅立つとき、飼い主さんにアシュレイの食物レシピをお渡しします。
    新しいお家に子猫を迎えたら、どうぞ新鮮な食物を子猫に出してあげてください。定期的に新鮮な食物を与えられていない猫は、本来身体に最も良い新鮮なお肉を受け付けないでしょう。アシュレイの子猫はお皿を舐め尽くすほど喜んで食べます。

市販の猫用フード
固形の食物を無理なく食べられるようになると、市販の缶詰とドライフードにもチャレンジさせます。アシュレイ家の子猫たちが好んで食べているドライフードは、ロイヤルカナン、ニュートロ、ユカヌバなどです。ドライフードは定期的な食事の時間以外でも食べられるように新鮮な水と共に常備しています。適切な量の運動をしている幼少期は特にお腹が空きやすいからです。缶詰は人間の食品検査基準を通過したものを与えるようにし、消化と吸収を重視しています。

 アシュレイ家の子猫たちは、生後8週齢から13週齢にもっとも食欲があります。身体の基礎を作るこの時期こそ大事です。新鮮で高品質な食物をふんだんに食べさせるようにしています。


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