ねこ草の必要性 |
Q. ねこ草を与えるメリットは?
A.
アシュレイ家では、3つのメリットがあると考え、与えています。
1つは、胃の中に入った毛を吐き出させるため。
アシュレイ家のラグドールたちは、厚いダブルコートなので、自分で身繕い=グルーミングをすると、毛を同時に飲んでしまい がちです。これを防ぐために、人間の手でコーミングし、本来抜け落ちるべき毛を取り除く助けをするのですが、それが追いつかない換毛期にはたくさんの毛が抜け落ちます。そこで、猫草を食べさせることにより胃や食道を刺激させ、毛を自発的に吐き出 させるのです。
2つ目は、胃や腸の調子を整えるため。
これは、1つ目にやや重なる分もありますが、アシュレイ家では猫草を食べなくても、毛をはき出すのがうまい子がいます。食べ過ぎたとき胃のもたれを感じたり、はき出した後、胃を整えるために猫草に走っていくようです。これは、猫が自分で胃の管理をしているのだと考えています。
3つ目は、草そのものにあるミネラルやビタミンの補給のため。
優良な市販の猫用缶詰やドライフードには、ミネラルやビタミンが添加されてはいますが、フレッシュなものからの摂取をすることにより室内で暮らしている猫たちのエネルギーの活性化を図っています。
Q. 外の草ではダメなの?
A. 避けています。
まず、農薬の心配があります。
これによってお腹をくだすことがあり、最悪肝臓機能を低下させる場合もあります。私の知り合いがこのパターンで長く猫を病院通いさせました。
第二に、アレルギーの心配があります。
特に春先の草の芽などが粘膜(目、鼻など)のアレルギーを引き起こす心配があります。猫にも花粉症があるということです。
第三に、胃に負担がかかる可能性があります。
長くて丈夫な繊維が仔猫の胃を突き刺す心配があります。草のとげとげで胃を刺激するために、草を食べるわけですが、外で成長した芝生などの繊維は長く、特に仔猫の胃に負担がかかります。そこで、市販されている「ねこ草」を購入することになります。最近は、発芽させたものも販売されています。特に草の生長が遅い冬季には 栽培されたものも利用しますが、それ以外は、猫の種を購入し栽培しています。
アシュレイ家でのねこ草の栽培方法はこちらから改訂版 2002・3・13
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